DOE
WAVE OPTOのアクティビティーの中核を担うのは、Diffractive Optical Elements(回折光学素子)の成形及び開発支援事業です。 構想検証やコンサルテーションを初め、実作業としての設計、マスタリングや量産を含む成形作業を請け負います。
DOEの開発プロジェクトにおいて、弊社が重要視しているのは、お客様のアプリケーションをいかに正確に汲み取り、社内シミュレーションを経て、達成可能な仕様書にまとめる作業です。 どうしても最先端技術を用いた素子開発であり、無理難題を期待されるからです。 物理的な限界と、既存技術の到達点をしっかりと理解している弊社の強みは、シミュレーションを経て、正確に達成可能な仕様を注文事前にお客様に報告できる事と考えます。
開発プロジェクトの仕様書をまとめるに際し、必要な情報は、入射情報(光源)、出射情報(ターゲットでの光学挙動)、そしてオリエンテーション(システムの距離情報)です。 これらの情報をご提供いただければ、達成の可能性や精度をシミュレーションする事ができます。
DOEのアプリケーションは、色収差の改善や古典レンズのミニチュア化に始まり、より複雑な光学機能を要する物に広がりつつあります。 主に3つの手法;ビーム分岐、ビーム整形、ディフューズからなります。 またこれらに他の光学機能をハイブリッドする事も可能です。 主なアプリケーション:
- レーザー加工機のビーム整形や分岐
- ターゲットマーカー表示用のビーム分岐
- 半導体機器の照明制御素子
- センシング
- エンターテインメントetc,etc
DOEの直近の歴史をまとめます:1993年頃から実用性を伴う光学素子として注目を浴び、1997年頃には学会などで積極的にアプリケーションの発表が相次ぎました。 2000年には弊社代表もDOEのパイオニアであったフィンランド(現在スイス所在)のHEPTAGON社と提携を初め、国内におけるDOEのアプリケーション開拓に取り組んで参りました。 回折理論自体は非常に古くから認知されておりましたが、光学ノイズとも言えるこの現象を逆手に取り、より複雑な光学機能を有する素子設計に用いられるようになったのは、ごく最近の話しです。 これには、パソコンの演算能力の発達と、半導体製造技術を始めとした成形技術の発達が深く関わっております。 設計作業を突き詰めると、波動光学的に回折現象をマクセルの方程式を解いてゆく手法ですが、弊社でも扱うVirtualLabを始めとした、設計ツールも充実してきており、これも2001年より弊社代表が日本連絡事務所活動を通じて国内の技術者に提供して参りました。
